英語が大の苦手科目だった英語講師が教える、英検2級技能別対策とオススメ教材
投稿日:
2024年4月14日
最終更新日:
2024年6月15日
大学2年生の春、英検2級に落ちました。
あれから数年経ち、現在では英語ができると言えるレベルまでは来たつもりです。
そんな英語が苦手だった自分だからこそ、あなたに寄り添った学習法を提示できると思います!
この記事では以下のことを紹介しているので、最後まで読んでもらえれば嬉しいです!
- 英検2級合格に必要な英語力
- 各パートの攻略法と対策
- パートごとのオススメ対策教材
目次
英検準1級の概要
本記事は
出題形式
技能 | 形式 | 問題数 | 試験時間 |
---|---|---|---|
Reading | Part1 短文語句空所補充 | 17問 | 85分 |
Part2 長文語句空所補充 | 6問 | ||
Part3 長文内容一致 | 8問 | ||
Writing | 英文要約 | 1題 | |
意見論述 | 1題 | ||
Listening | 第1部 会話文の内容一致 | 15問 | 約25分 |
第2部 説明文の内容一致 | 15問 | ||
Speaking | No1 パッセージ音読+質問 | 1題 | 約7分 |
No2 ナレーション | 1問 | ||
No3 意見論述 | 1問 | ||
No4 意見論述 | 1問 |
2024年度第1回試験以降のリニューアルに伴い、ReadingのPart1
短文語句空所補充が20問から17問に減り、Part3の長文内容一致が12問から8問に減っています。その代わりに、Writingでは要約問題が増えています。ReadingとWriting合わせての試験時間は85分から変更なしです。
2つの試験形態
1. 従来型(ペーパー版):年3回実施。1次試験(リーディング/ライティング/リスニング)と2次試験(スピーキング)から成り、1次試験合格者のみ2次試験を受けることができる。2次試験は対面で行われる。
2. S-CBT(パソコン版):原則毎週土日実施。試験日に4技能全てを実施するため、合格不合格に関わらずCSEスコアを取得できる。リーディング/リスニング/スピーキングの3技能はパソコンにて実施され、ライティングは筆記またはタイピングが選択可。
難易度
合格基準 CSEスコア | 1次試験 1520/1950 |
---|---|
2次試験 460/650 | |
合計 1980/2600【各技能750点満点】 | |
1次試験合格得点率 | 6割(目安) |
合格率 | 約25% |
難易度 | 高校卒業程度 |
語彙力 | 5,000語程度 |
受験者の4人に1人が合格しているくらいの難易度です。
しっかりと対策すれば、合格は難しくありません。
感覚的に難易度を言うと、英検準2級の1.2倍難しいとくらいだ思ってください。
英検準2級で8割取れる実力があれば、2級は問題なく合格点を超えるでしょう。
どうすれば確実に合格できるのか?
それをお伝えしていきます!
効率的な学習計画
- 一度、英検2級の問題を解いてみる
- 語彙力強化+リスニング力強化
- ライティングをテンプレート通りに書けるようにする
- 分野別問題集で2級レベルの演習
- 過去問・予想問題集で総仕上げ
敵を知り己を知れば百戦危うからず
まずは一度、英検2級の問題を解いてみて、自分の現状と英検2級とのギャップを確認しておきましょう。
ギャップを確認したら、語彙力とリスニング力強化を行っていきます!
単語帳としては『ターゲット1900』や『シス単』、『パス単準2級』がおすすめです。
熟語知識を固めたい場合は『2級出た単』というアプリの熟語範囲をメインに進めましょう。
単語暗記の学習ペースや必要な知識はこちらの記事を参考にしてください。
英単語暗記の方法: スマートなアプローチと効果的な暗記術【第二言語習得論】
リスニング力向上はこちらから↓
【リスニング力向上不可避】学校では教えてくれない英語のリズムと音の変化
次にライティングとスピーキングです。
文法を固めるのはもちろんですが、一番陥りがちな状態は「トピックに対する答えが何も思いつかない」というものです。環境や社会問題に関する知識をあらかじめ付けておき、質問に対して適切に自分の意見を述べ、例示できるようにしておきましょう。
個人的には『リンガメタリカ』や『文単2級』をおすすめします。語彙力をつけながら、幅広いトピックのインプットを同時に行えます。
妥当な理由と例の出し方: ライティング試験で書く内容が思い浮かばない人へ
あとは分野別問題集で数をこなしていきます。ジャパンタイムズや旺文社から出ている問題集はやや難易度高めに設定されているので、丁寧に進めていきましょう。
最後に過去問と予想問題集で最終調整です。と言っても、最低2周は解きましょう。
計画としては以上です。
あなたがどれだけ英語学習に時間を割けるかにもよりますが、単語暗記やリスニング力向上、問題演習と過去問演習など、これら全てをこなすとなると最低でも3ヶ月前から準備しなければ間に合わないでしょう。
計画を立てる際に大事なことは逆算です。
英検2級合格に必要なレベルまで到達するのには、自分に何が足りていないのか、どのくらい英語学習に時間を割けるのかから現実的な計画を練りましょう。
試験日の1週間までに全ての演習を終えるように予定を組むと、途中でイレギュラーなことが発生しても予定通り進めることができます!
リーディング対策
Part1(短文語句空所補充)
- 解答目安時間:10分
- 目標正答数:12/17
- 解答に必要な力:英文読解能力と語彙力
- 解き方:初めに英単語4つに目を通し、文脈、文意から空所に入る英単語を選ぶ
Part1が解けるかどうかは英文読解能力と語彙力次第です。
設問自体は比較的容易な語や文法を使用しており、読みやすいので、それほど構える必要はありません。
選択肢に並んでいる単語も大学受験用の単語帳やパス単をしっかりやっていれば難しくありません。最低でも4つの選択肢のうち3つはわかるというレベルまで語彙力を上げましょう。
解き方
選択肢の意味を全て把握する。後に、英文を読み空所に入る英単語を選ぶ。
空所前後を見て答えられるものも多いので、読む範囲は設問しだい。
対策
「英検2級
でる順パス単(旺文社)」または「大学受験用英単語帳(『ターゲット1900』や『シス単』)」で問題ありません。
熟語は「英検2級出た単」というアプリのカバー率が良いので、おすすめです。
2024年度第1回からの変更により、文法問題がなくなるので、Part1用に文法を学ぶ必要はありません。
Part2(長文語句空所補充)
- 解答目安時間:14分
- 目標正答数:3/6
- 解答に必要な力:文脈把握力と語彙力(慣用表現)
- 解き方:全文を読み空所前後の文脈や語句から、流れに合うものを選ぶ
約250語の長文が2つ出題されます。
長文自体のトピックも抽象的なものや学術的なものが多く、読みにくくなってきます。基本的には全文読みましょう。空所前後だけ読めば解ける問題も多少あるため、慣れてくれば全部読む必要はありませんが、あまりオススメはできません。飛ばして読むことで文脈が取れず、逆に時間がかかることが多いです。段落・文全体の意味把握を意識しましょう。文章構造はそこまで複雑ではないので、読解スピードを上げるように演習していきましょう。
解き方
基本的には全文読みます。
空所前後で話がどう展開しているのかを意識しましょう。空所前は肯定的な文章だったが、空所後は否定的な文章という場合は”however”や”in
contrast”などが入ると予想されます。
対策
基礎的な読解能力と文脈を取る力が要求されます。「2級文で覚える単熟語(旺文社)」はトピックの広さ、文章の量・難易度からみても、おすすめの教材です。スラスラ読めるくらいまで読解力を高めましょう。
Part3(長文内容一致)
- 解答目安時間:26分
- 目標正答数:5/8
- 解答に必要な力:英文読解能力
- 解き方:設問と選択肢の内容を先に把握しておき、長文中から解答判断箇所を探し出す(消去法)
※基本的には1パラグラフにつき1問・最後の設問のみ全体を問う問題
Eメールと約350語の長文が出題されます。
基礎的な語彙力と読解力があれば問題なく解答できます。しかし、中には言い換え表現をしっかりと意識しておかないと解けない問題があるので、注意しましょう。
解き方
長文読解手順は2つ
読解手順①:タイトル→設問→選択肢→本文
設問や選択肢のキーワードに線を引き、本文を読む際にキーワードを意識し、該当箇所を発見しだい、選択肢と見比べ消去法によって回答していくスタイルです。正答率を高い水準で維持できるので、長文読解に慣れるまではこちらの解答法をオススメします。
読解手順②:タイトル→設問→本文→選択肢
選択肢よりも先に本文を読む際は、設問の回答を本文中から探すことを意識して全文を読んでいきます。こちらは、読解力と英文を記憶しておく能力がないと難しいため、上級者向きです。しかし、選択肢と本文を見比べる回数が減るので、正答率は問題ないが時間が足りない人はこちらで練習してみましょう。
加えて、解答する際に注意してほしいことが4つあります
- 本文は読み飛ばさない
- パラグラフ1つにつき1問設定されている
- 選択肢を適当に読まない
- 消去法の徹底
特に最後の2つは重要です。
本文を読むのに必死になりすぎて、選択肢を読んでいない人が多くいます。あなたはどうでしょう?意外と忘れがちですが、消去法を徹底するためにも選択肢は丁寧に読みましょう!
本文と選択肢とでは、キーワードが言い換えられていることが多いので、同じ単語を発見しても安易に飛びつかないようにしましょう。
対策
「英文を読める」ということが前提で「問題が解ける」ので、長文が問題なく読めるようになってから、解く練習をすると良いでしょう。
リーディングに必須の文法事項10選【英文読解力向上】
解く練習とは、問題文と選択肢へのキーワードの線引き、本文と選択肢を見比べること、または回答根拠を明確にすることです。
線を引くことで、記憶しておきやすくなる+問題文や選択肢の内容を忘れてしまっても、どこを見るべきか迷わないので、時間短縮になります。どの単語に線を引くのかは演習の中で身につけていきましょう。
英語長文内容一致はこうやって解くべし!【解答時間を短縮しつつ正答率を上げる方法】
ライティング対策
要約
- 解答目安時間:15分
- 解答形式:150語程度の長文を45~55語で要約する
- 解答に必要な力:長文読解力と語彙力(類義語)
- 解き方:テーマ、賛成意見、反対意見の主用部分を読み取る
テンプレートに沿って書き進める
2024年度第1回試験以降のリニューアルに伴い新しく追加された問題です。
要約問題では英語長文を読み、主題や主張を素早く把握する長文読解能力とそれらの単語を言い換えたり、文構造を変えたりするライティング力が必要です。
解き方
まずは書かなければならないことがらの整理から始めます。
本文のパラグラフ構成は以下の通りです。
- 背景・テーマ・主張
- 賛成意見
- 反対意見
それぞれのパラグラフで何を一番伝えたいのかを意識しましょう。特に主語、動詞、目的語+手段or理由を意識すれば、おのずと何が言いたいのか把握できるはずです。
また「意見論述」では具体例などを挙げなければなりませんが、要約はその逆で、書かれている文章を抽象化します。例えば “He eats apple,
orange, and banana.”とあれば “He eats some
fruits.”とします。
加えて、本文抜き出しただけでは要約とは言えないので、抽象化をしつつ、単語の言い換え、文章構造の書き換えを行いましょう。
対策
まず、主題や主張を読み取るための長文読解力は必須です。そこに加えて、単語を言い換えるための語彙力と文章構造を変えるための文法力が必要です。
言い換え表現は単語学習のときに常に意識しましょう。または「(英単語)
synonym」とGoogleで調べると類義語を確認できるので、オススメです。
文法に関しては特に、関係詞、分詞構文、形式主語の使い勝手が良いので確実に使い方まで理解しておきましょう。
意見論述
- 解答目安時間:20分
- 解答形式:与えられたトピックに対して自分の意見を80~100語で書く
- 解答に必要な力:トピックに関する知識と文法力・語彙力
- 解き方:自分の主張を決め、理由と例を2つずつ考える
テンプレートに沿って書き進める
自分の意見を述べる英作文です。トピックとしては環境や教育などの社会問題関連が多め。POINTが3つ与えられているが、使っても使わなくても良い。
解き方
まず初めに自分の立場を決め、それをサポートする理由と例を2つずつ考えましょう。
考えながら書くと、理由と例が主張に沿った内容でなくなったり、逆のことを書いたりと迷子になってしまうことがしばしばあります。まずは書き始める前の準備を行いましょう。
そして「主張→理由①→具体例①→理由②→具体例②→まとめ」の流れで書きます。
ライティングのテンプレートを用意しておくと、試験中に考える内容が減るので、オススメです。テンプレートに難易度の高い単語や文法を織り交ぜておくと、得点が伸びるのでそこも意識して用意しましょう。
対策
ライティングではスペルミスや文法のミスも減点対象ですが、学習している全ての単語を覚えるとなると大変です。ライティングを練習していく中でスペルは覚えていきましょう。
また文章構造の複雑さもスコアに直結してきますので、「関係代名詞」や「分詞構文」の2つは最低でも使えるようにし、ライティング練習で使用していきましょう。
ライティングはアウトプット量に依存して点数が伸びます。
アイデアが出ないことがないように、社会問題、特に環境問題や貧困、教育などについて自分の意見を持っておく必要があります。日頃から情報収集をしておきましょう。幅広いトピックに触れてアイデアをストックするという観点から「英検2級
文で覚える単熟語(旺文社)」はオススメです。「話題別英単語リンガメタリカ(Z会)」もオススメです。
妥当な理由と例の出し方:ライティング試験で書く内容が思い浮かばない人へ
リスニング対策
第1部(会話文)
- 目標正答数:10/15
- 解答に必要な力:リスニング力と速読力
- 解き方:選択肢を先に読み、文脈や設問を予想しておく
設問が流れたら、選択肢の中から解答を選び出す
学校やカフェ、仕事場での会話の内容に関する問題です。
会話量としては、人物A→人物B→人物A→人物Bの2往復です。
その後、設問が読まれます。
解き方
用紙には選択肢しか書かれていませんが、設問の予想は可能です。選択肢に動詞が並んでいたら、おそらく次に何をするでしょう?や何をしていたでしょう?という設問が来ます。このように、先読みがどこまでできるかがポイントになってきます。リスニング試験の初めに第1部に関する説明があるので、そのときにできるだけ先読みをして、キーワードを押さえるようにしましょう(下線を引いたり、印をつけましょう)。
リスニングが始まってからは、どんどん進んでいくので、聞こえなかった問題や悩んだ問題に引きずられて連続でミスしないように、1問1問切り替えて集中しましょう。
また、リスニング中は目を閉じ、選択肢を視界に入れないようにしましょう。視界に選択肢を入れてしまうと無意識的に読んでしまうため、読みながら聞くというマルチタスクをすることになります。脳のリソースを全てリスニングに割けるように視界から入る情報は極力シャットダウンし、聞くことに集中しましょう。
対策
練習段階では最低でも2回は聞くようにしましょう。
1回目は「どこで誰がどんな話をしているのか」を意識して流れを掴むようにしましょう。
2回目は詳細を聞くことを意識しましょう。
すぐにスクリプトを見るのではなく、繰り返し同じ音源を聞くようにしましょう。どうしても聞き取れなくなった場合または音読の練習時はスクリプトを確認しましょう。リスニング中は目を瞑って音声に集中することをオススメします。
第2部(説明文)
- 目標正答数:8/15
- 解答に必要な力:リスニング力と速読力+記憶力
- 解き方:話のポイントや転換点を意識し、内容を記憶しておく
設問が流れたら、選択肢の中から解答を選び出す
70語程度の文章が読まれ、その内容に関して質問されます。こちらも第1部同様に選択肢しか書かれていません。
解き方
こちらも第2部の説明の時間に先読みをしていきましょう。先読みでは第1部同様、キーワードを押さえていきましょう(下線を引いたり、印をつけましょう)。
こちらもマルチタスクにならないように、目を閉じて聞きましょう。
中には、直接的には言っていないものが解答になる難しい問題もあります。分からなかったら、すぐに切り替えましょう。
対策
根本的なリスニング力の強化。
まず聞こえないと、問題が解けません。日頃から英語の音声に触れるようにしましょう。
幅広いトピックに触れることも大切になるので、オススメの教材は「英検準2級
文で覚える単熟語(旺文社)」の音声です。音声のみなら「英語の友」から無料で利用できるので、活用しましょう。
【リスニング力向上不可避】学校では教えてくれない英語のリズムと音の変化
スピーキング対策
No1(パッセージ音読+質問)
- パッセージ音読:1題
- パッセージに関する質問:1問
- 解答に必要な力:英語の音法知識
- 答え方:20秒の黙読後、ゆっくりはっきり音読。その後、質問に対して、本文の該当箇所を抜き出して答える。
このNo1がしっかりできるかどうかが、スピーキング試験でスコアを取れるかどうかの要です。
答え方
20秒間の黙読の際に、質問で聞かれそうな箇所を先に見つけておく。
問いのパターンは大きく2つ
- Howで始まる疑問文
- Whyで始まる疑問文
Howで始まる質問の解答箇所の近くには “by doing so“や “in this
way“などがあるので、それを目標に抜き出す。
Whyの場合は自力で該当箇所を探す必要がある。
該当箇所にはitやthatなどの代名詞があるので、そのままではなく、それらが指している元の単語に変換して解答する。
質問をしっかり聞いて、該当箇所を探しましょう。
対策
音読では英語の音の変化を理解し、再現できるようになっている必要がある。
こちらから【 英語の音変化 】を確認しておきましょう。
音の変化を押さえられたら、はっきりゆっくり発音することを心がけながら練習をする。
試験官に聞こえないと採点してもらえないので、大きな声で発音しよう。
旺文社などから出版されている、2次試験対策教材で問題演習を確保し、解答箇所を即座に見抜く力をつけましょう。
No2(ナレーション)
- ナレーション:5文程度
- 解答に必要な力:文章構成能力と発音の正確性
- 答え方:3コマ、それぞれで人物が何をしているのかを1文で説明していく
3コママンガについての説明をします。20秒間の準備時間の後、指示に従って説明します。
答え方
20秒間に、各コマの登場人物が何をしているのか(動詞)を探す。
目安は最初のコマで1文、2・3コマ目は2文ずつの計5文発話する。
対策
使用する語彙は簡単なもので大丈夫なので、日頃から目にする光景を英語で声に出して描写する練習をしておきましょう。
No3, 4(意見論述)
- 意見論述:2問
- 解答に必要な力:トピックに関する知識と発話力
- 答え方:まず自分の意見をいい、その後サポートのための理由や例を述べる
英検協会のサイトでは「カードのトピックに関連した内容についての質問」とありますが、経験上関連していたり、していなかったりの質問がきます。基本的には社会問題や環境問題等に関連したトピックだと思って問題ありません。
答え方
シンプルに自分の言いたいことを返すように心がけましょう。主張と理由(具体例など)が言えていれば問題なしです。
理由(具体例など)を日本語で考える場合は、日本語のレベルを自分が英語にできるレベルまで落としましょう。日本語で考えると、難しい日本語が思い浮かぶと思いますが、それに対する英語がすぐに出て来ないことが多いので、別の簡単な表現を探しましょう。
対策
まずは回答するための理由(アイデア)が出るように、日頃からアンテナを張っておきましょう。試験直前はオンライン英会話など、英語を話す環境を必ず作りましょう。
沈黙は大きな減点となります、
“Filler”を使えるようにしましょう。
ネイティブキャンプには英検2級2次対策コースがあるので、そちらも利用していきましょう。
スピーキングできまづい沈黙を埋める “Filler”とは?
“Filler”を使いこなし、無言にならないように工夫しましょう。特にスピーキング試験では、”Filler”が適切に使えているかもスコアに影響します!自分の”Filler”を身につけましょう。
英語がスラスラ出てくる人の脳内で起こっていることを解説!
各分野おすすめ教材
受験を決めたらまずこの1冊
過去問を1つ解いてみたら、全体像の把握とそれぞれの問題の解き方を全て確認しましょう。
はじめての英検2級総合対策 改訂新版 図解でわかる!
2024年度のリニューアルには対応できていませんが、まずはこの1冊で全体像と解き方のコツを掴みましょう!
単語帳
2級受験時の単語帳は基本的には1冊で問題なしです!
そこに、熟語が不安な場合は「出た単」を足すくらいで良いです。
英検2級 でる順パス単
英検2級に必要な語彙が全て載っています。基礎的な単語ばかりなので、しっかり覚えて本番に挑みましょう。
英単語ターゲット1900
大学受験対策用の教材ですが、基礎的な語彙力養成にもってこいです!ページ構成が見やすいのがポイントです。
システム英単語<5訂版>
大学受験対策用の教材ですが、基礎的な語彙力養成にもってこいです!第5章の多義語はなかなか良きです!
英検®2級 でた単
単語、熟語、イディオムオールインワンタイプです。熟語のカバー率が良いので、受験直前の単語の最終確認+熟語学習におすすめです!
過去問and予想問題
まずは過去問に取り組んでみましょう!
過去問で問題なく6割を超えている場合は、そのまま予想問題集に取り組みましょう。
2024年度版 英検2級 過去6回全問題集
英検受験者なら必ず解かないといけない問題集です。安定して6割越えられるように活用していきましょう!
7日間完成 英検2級 予想問題ドリル
本番よりも難易度は高めです。この問題集でしっかり合格点(6割)を安定して越えれていれば、安心です。
リーディング
まずは語彙力の養成が第一ですが、過去問でできていなかった範囲をしっかりと対策することも大切です!
語彙問題が苦手なのか、長文読解が苦手なのかで使うテキストを選びましょう。
ちなみに、「ジャパンタイムズ出版」の教材はリーディングとリスニングが1冊にまとまっているので、出費を抑えたい場合は良いと思います。
英検分野別ターゲット英検2級単語・熟語問題
単語帳なら意味を思い出せるけど、問題になると思い出せない人は演習不足です。このテキストで対策しましょう!
英検分野別ターゲット英検2級リーディング問題
Part2, 3が苦手な方はこちらの問題集で対策していきましょう。本番よりも難易度は高めなので、注意してください。
最短合格! 英検2級 リーディング&リスニング問題完全制覇
リーディングのPart1からリスニングの第2部まで、全てをカバーしています。
文章を読む量が圧倒的に足りていない場合は、多読教材として「文単2級」を進めましょう。
英検2級文で覚える単熟語
基礎的な英単語が習得できた人は多読に移っていきましょう。幅広いトピックが掲載されているので、苦手なトピックの克服にも有用です!
リスニング
まず根本的なリスニング力強化のために「英語の友」で文単3級や準2級の音声を聞きましょう!
ある程度聞こえるようになってきたタイミングで問題演習に取り掛かりましょう。
英語の友 旺文社リスニングアプリ
旺文社からリリースされている英語学種アプリです。「文で覚える単熟語」など、旺文社から出されている教材の音声が無料で聞けるので、リスニング力アップに最適です。
and
英検分野別ターゲット英検2級リスニング問題
商品の特徴や説明
ライティング
ライティング演習は3ステップで学習を進めていきます。
- パラグラフの構造理解とテンプレート作成
- 演習
- 先生などからフィードバックをもらい、修正する
先生が身近にいない場合はChat GPTが良いです!
そして、2, 3を繰り返すのみです。
英検2級ライティング大特訓
商品の特徴や説明
スピーキング
スピーキングに関しては、教材というよりも、日頃から英語を話すことが重要です!
オンライン英会話やスクール、学校などで英語を話す機会、環境を作るようにしましょう。
直前は下記の教材で対策しましょう。
10日でできる! 英検2級 二次試験・面接 完全予想問題
音読のポイントが載っているので、それを参考にしながら練習ができます。イラストナレーションの練習もしっかりできるので、おすすめです!
まとめ
- 合格には素点で6割必要
- 英検2級合格のための英語力 英検準2級正答率8割
- 単語帳はパス単or大学受験用単語帳
- 熟語は出た単
- リーディングとライティング対策には 文単2級
- リスニング力強化教材 文単準2級音声
- 対策の一番始めは過去問1つ解く(苦手分野の特定)
- 対策は遅くとも3ヶ月前から
技能 | 形式 | 目標正答数 | 解答時間 |
---|---|---|---|
Reading | Part1 短文語句空所補充 | 12/17 | 10分 |
Part2 長文語句空所補充 | 3/6 | 14分 | |
Part3 長文内容一致 | 5/8 | 26分 | |
Writing | 英文要約 | – | 15分 |
意見論述 | – | 20分 | |
Listening | 第1部 会話文の内容一致 | 10/15 | – |
第2部 説明文の内容一致 | 8/15 | – |
※目標正答数・解答時間は目安です。
2級の語彙は大学受験をした、またはする予定の人なら基礎基本って感じです。自分の苦手分野を明確にして、しっかり対策して、一発合格を目指してください。
英検2級頑張ってくださいね!
2級合格後には、準1級が待っています!
また、そのときはこちらの記事を参考に学習を進めてみてください。
東京都上位1%成績保持者が教える、英検準1級パート別対策とオススメ教材